東京都 町田市玉川学園にあるアオダモの剪定の紹介です。
今回は枝が、風により壁に擦れて傷つくのを避けるために、壁側の枝を強く切りました。
アオダモは大きくなる植木ですが、成長はゆっくりで、根吹きがしやすい落葉樹です。
根吹きがしやすい植木は、大きさを維持するのに更新手入れがおすすめです。
更新手入の仕方は、成長した幹を、株で切り落とすことにより、根吹きを促します。
そこで気をつけることは、新しく根吹いた枝の成長のバランスを取ることです。
勢いが強すぎたり、伸びる角度が悪いと、幹として使えなくなりますので、
新しく吹いた枝を数年をかけて幹になるまで、成長に合わせて、育ていきます。
また植木の自然樹形を楽しむ場合には、枝葉の切りすぎに注意が必要です。
切りすぎた枝は、植木の自然らしさがなくなりますし、吹き返しも強くなります。
そのような状況ですと、翌年また同じく、無理のある剪定になってしまうことでしょう。
もちろん枝の剪定はしますが、必要以上の剪定をせず、無理のない枝の入れ替えにより、
植木の成長を落ち着かせていきます。この自然風剪定は、切った枝が分かりにくくなり、
植木本来の自然の姿を、年間を通して、美しく楽しむことが出来ます。
紅葉も新緑の若葉も美しいアオダモ、来年の芽吹きが楽しみです。