雑木と茶花、山野草のお庭
大和市中央林間 はつなりの紹介
施工前
お施主様は茶道をされていて、同じ社中の先輩でもあります。お施主様のご要望は、1年を通して茶花に使える山野草や椿などをお庭に植え、お家からも眺めて四季を感じられる植栽にして欲しいとのことでした。茶花はその季節を表すもので、野にあるように生けることが大切です。植栽は身近にある草木を中心に植栽して参ります。
施工中
お庭の景色になる切り株を用意。この永い時を生きてきた、大きな枯れ木から、新しく芽吹く草木を植えていきます。 大木が枯れ、株元に風や鳥により運ばれた種が新しく芽吹く、自然界でよく見られる光景をイメージしました。庭や煌久では、この植栽方法を(はつなり)と名付けております。
施工後 芽吹き前
植栽は、主に東京や神奈川の雑木林で見られる草木で統一しました。成長したモミジが木陰を作り、その下をクロモジ、ツリバナ、ニシキギ、ヒサカキなどの植木と山野草が、柔らかく育つよう設計し植栽しました。土の中に苔も混ぜております。
施工後 芽吹き
春の陽気と共に一斉に山野草が、芽吹きだしました。お施主様からも冬と春の景色がすっかり変わったと、喜びのお声を頂きました。大変ありがたいことに、お庭の除草や掃除をマメにしてくださり、苔が生えるのを楽しみにされています。お庭を大事にされているのは、作り手からしてもとても嬉しいことです。 施工後も引き続き、お庭の管理も任せて頂いています。これから山野草や植木の成長を見ながら、秋の山野草も足して参ります。 今後ともどうぞよろしくお願い致します。
植栽して1年後のお庭のお手入れの様子です
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