熱海市 自然郷(別荘地)お庭工事の紹介です。
熱海市の別荘地(自然郷)にお住いのお施主様からのご依頼です。
自然郷は、熱海市の標高の高い丘陵地にある別荘地で、見晴らしの大変良い場所です。
お施主様のご要望は、
斜面のお庭を土留めにより、土地を有効に使いながら、上り下りも楽にしたい。
そして、お庭でくつろげるウッドデッキがほしいとのことでした。
土壁を打つ下準備の様子
「コンクリート製の土留めだと少し味けない」
とお施主様のリクエストは、天然の素材での土留めでした。
強度のある天然の土留めといえば(石積みか、土壁)になります。
そして今回は、自社独自の土壁の土留めを提案しました。
(伊豆の山土)に砂、土壌硬化剤を攪拌します。
この土材は、コンクリートと同等の耐久性があり、経年変化は劣化というより、味わいになります。何より環境にやさしいことが魅力です。
この土壁は、土塀と版築の工法を基に考案したものです。
独自の工法は、マニュアルがない分、苦労もありますが、
マニュアルを新しく作る楽しさでもあります。
お庭で扱う素材を、自分の目で確かめ、実際に手に取り、
どのシチュエーションで、それぞれの魅力が発揮するかを試行錯誤する、
庭づくりをする上で、大切にしていることです。
土壁の完成から、ウッドデッキを作ってまいります。
傾斜地を活かした、高台のウッドデッキになります。
高台なので、安全性を考え、構造を、サンドウイッチ工法にしました。
柱を手摺りの高さまでに施工、丈夫で安心です。
珍しい規格の大谷石です。これは、愛知県で同じ造園業をしている
大学の同期のプレゼントです。庭が好きで、この業界の明日を考える
友人としても、誇りに思います。
博識なところも、いつも良い刺激を受けています。
お庭の話になると、時間もつい忘れてしまいます。
この大谷石もどのようにお庭で扱うか、楽しい議論になりました。
結論がでないまま、どのように扱うか、考えていたところ
ウッドデッキと石積みに、良い具合に組み合わさると思い
今回の現場で、施工しました。
ウッドデッキ完成
高台ウッドデッキからの景色
傾斜地でのお庭工事は、高低差の収まりが肝心です。
収まりを確認しながら、一つ一つ丁寧に作業をしました。
「庭に出るのが楽しみで、ウッドデッキも大切に使う」と、喜びのお言葉を頂きました。
天気の良い日は、外でお寛ぎになっているそうです。