静岡県伊東市　庭工事　黒ボク石　石積みの紹介

静岡県　伊東市　大室高原での石積み工事の紹介です。
高低差のある土地に、土留めが必要とのことで、黒ボク石の石積みによる土留工事を提案いたしました。伊豆の石といえば、お風呂場で使われる伊豆石、前回紹介しました安山岩とこの黒ボク石が有名です。あと函南の石も良いですね、それはまたの機会に紹介致します。
伊東市では土地を掘れば、この細かいボク石の砂利がでてくるほど、身近な石です。
地の石を是非とも使ってみたく、地元を色々と尋ね回りました。幸運にも、地元の業者様から、年季の入った黒ボク石を買うことができました。
場合によっては、私は他所の人間ですので、毛嫌いされることもあると思います。それを、親身に色々と案内してくださり、とても紳士的な方で、心を打たれました。石を売ってくださった業者様、現場のご近所様、とても心が暖かい人ばかりで、大変ありがたいです。感謝しております。
ここでは、黒ボク石を組むような発想で石を積みました。
石の目の流れや窪みを合わせながら、石を噛み合わせ、岩盤を思わせるよう意識しました。
もう一つこだわったところは、間接照明です。夜のお庭に眩しい光は目に良くありません。お施主様に、夜のお庭で心地よい時間を過ごして頂けるよう、石積みの洞窟の中に、照明を入れました。間接照明のやさしい夜灯りがお庭を演出しております。
ボク石の中に植栽しました植木は、ヒメシャラをメインとした雑木、根鉢の小さいものを選び、それを更に小さくして植え、自然な形で生えてきた雰囲気を大切にしました。石の隙間に植えたシダや実生の植木、月日の成長が楽しみです。